社会 / SOCIETY
激震!ホンダF1撤退の真相とレッドブルに与えた衝撃
往来2 公開日時:2020-10-15
ホンダが2日、2021年限りでF1参戦を終えることを発表、F1界を激震させた。その理由を八郷隆弘社長は、「2050年に向けて掲げたカーボン・ニュートラルの目標を達成するため」だと説明した。
カーボン・ニュートラルとは、企業の事業活動や国民の日常生活などから排出される温室効果ガスの全量を、温室効果ガスの削減活動に投資することなどにより埋め合わせるという考え方だ。
ホンダがこうした目標を掲げた背景には、195カ国が署名した2016年のパリ協定が大きく影響している。この協定では、世界共通の長期目標として2℃目標の設定。1.5℃に抑える努力を追求することが目標と定められ、政府から自動車のエンジンから排出されるCO2削減のため、自動車メーカーに対して厳しい平均排ガス目標が課せられた。
自動車メーカーはその目標達成のため、ガソリンを燃焼させて動力として使用する内燃機関(エンジン)… → 続きを見る
続きは会員様のみお読みいただけます。