菅内閣(2020年9月16日)
内閣総理大臣|菅 義偉
副総理、財務、金融|麻生太郎
内閣官房長官|加藤勝信
総務|武田良太
法務|上川陽子
外務|茂木敏充
文部科学|萩生田 光
厚生労働|田村憲久
農林水産|野上浩太郎
経済産業|梶山弘志
国土交通|赤羽一嘉
環境|小泉進次郎
防衛|岸 信夫
復興|平沢勝栄
国家公安|小此木八郎
行政・規制改革|河野太郎
デジタル|平井卓也
経済再生|西村康稔
地方創生|坂本哲志
五輪|橋本聖子
万博|井上信治
政治 / POLITICS
軍備拡張が止まらない中国の脅威に対して
政界往来 公開日時:2019-01-15
世界で初めて航空母艦(空母)を新造したのは、日本だった。「鳳翔(ほうしょう)」と名付けられ、大正11(1922)年に完成している。第二次大戦中も日本は、米国に次ぐ「空母大国」だった。
▼もっとも戦後、海上自衛隊は空母を保有してこなかった。「平和を愛する諸国民の公正と信義」。確かに世界の情勢が日本国憲法の前文通りなら、日本に必要ない。残念ながらそうはならなかった。
▼軍備拡張が止まらない中国の脅威に対して、同盟関係にある米軍に頼ってばかりもいられない。政府が閣議決定した「防衛計画の大綱」と「中期防衛力整備計画」には、そんな危機感がにじみ出ている。海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」型を改修して、事実上の空母化を急ぐのは当然である。
▼ただ、戦闘機の常時搭載を見送るのは納得がいかない。「専守防衛」の日本は「攻撃型空母を保有できない」のが、従来の政府見解だった。… → 続きを見る
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