菅内閣(2020年9月16日)
内閣総理大臣|菅 義偉
副総理、財務、金融|麻生太郎
内閣官房長官|加藤勝信
総務|武田良太
法務|上川陽子
外務|茂木敏充
文部科学|萩生田 光
厚生労働|田村憲久
農林水産|野上浩太郎
経済産業|梶山弘志
国土交通|赤羽一嘉
環境|小泉進次郎
防衛|岸 信夫
復興|平沢勝栄
国家公安|小此木八郎
行政・規制改革|河野太郎
デジタル|平井卓也
経済再生|西村康稔
地方創生|坂本哲志
五輪|橋本聖子
万博|井上信治
政治 / POLITICS
低下する米国の影響力と指導力…外交報道に過去との整合性を
政界往来 公開日時:2018-06-20
先月、安倍晋三首相とトランプ米大統領が行った日米首脳会談。全国紙はそれぞれ大きく報じたが、評価には相違が見て取れる。保守系各紙は概して肯定的で、トランプ氏が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を避けて2国間協定に持ち込もうとする状況に警戒感を示しながらも、会談自体は「評価できる」「意義は大きい」などの文言が紙面を飾った。
一方、朝日は米国頼みの安倍外交を批判し、「対米追随に終始する苦渋の実態を露呈」と日本外交の幅のなさを憂慮した。日頃は安全保障の領域においてリアリズムを欠く主張が目立つ同紙だが、今回は大いにうなずけた。
とはいえ日本の外交地平の狭さは今に始まったことではない。安全保障のパラダイムでは、戦後一貫して米国が与えるセキュリティーを甘受し、域内のセキュリティー・プロバイダーになり得なかった。日本外交の手詰まり感-拉致問題も自国の外交力で解決できず、尖閣諸島周辺でも… → 続きを見る
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