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政治 / POLITICS

「軍事オプションがないと経済オプションも効かない」 各国の利害が入り乱れる中での“綱渡り”外交

政界往来  公開日時:2017-09-16

 

「米国もそう簡単には武力行使はしないが、米国は核には厳しい」

 安倍晋三首相はかねてこう指摘してきた。北朝鮮が核兵器を完全に実用化すれば、中東地域などへの核拡散につながりかねないからだ。3日の核実験強行は、北朝鮮が完全にその一線を越えたことを示している。

 しかも朝鮮中央通信はこの日の朝、金正恩・朝鮮労働党委員長が大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発関連の研究所を視察した際の様子を報じていた。金委員長が見入っていたのは、白銀色に輝くひょうたん形の物体だった。

「あれは水爆だ」

 核兵器に関する知識がある政府関係者にとっては、一目瞭然のことだった。その通り核実験後、北朝鮮はICBM搭載用の水爆実験に「完全に成功」と発表する。日本政府も非公式に核実験を水爆と断定した。

 憲法上も装備上も軍事的選択肢を持たない日本は、どれだけ事態が緊迫しても、日米同盟を深化させつつ外交で国際社会を味方につけ、北朝鮮に圧力を加えていくしかない。

 安倍首相は3日夜、米国のトランプ、ロシアのプーチン両大統領と相次いで電話会談した。日本の首相が米露首脳と立て続けに電話会談したことはかつてない。外務省幹部は「両首脳と対等に電話できる首相は初めてだ」と舌を巻く。

 特にトランプ氏との会談は、この日だけでも2度目だった。2人は14時間前にも北朝鮮情勢をめぐって電話会談したが、核実験という新たな展開を受けて異例の再会談の運びとなった。

 トランプ氏「これはどうか。こうだと思わないか」

 安倍首相「その通り、これこれこういうことだ」

 トランプ氏「やっぱりそうか…」

 トランプ氏はさまざまな問題について、安倍首相に確かめるように尋ね、相談してくるのだという。首相は周囲に「中身よりも頻繁に電話で話すことが抑止力となる」と語る。

 米政府はこの電… → 続きを見る


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