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政治 / POLITICS

中国の市井に身を置き続けた「求道者」 「私に敵はいない」貫いた理想

政界往来  公開日時:2017-08-16

 

 劉暁波氏(61)の最後の身柄拘束は、ニューヨークで活動する中国民主活動家と接触中に知らされた。2008年12月の寒い夜だった。

 数日前に文案がまとまったばかりの「08憲章」が理由だと聞き、活動家の1人は「大半は中国憲法にも書いてある話じゃないか」と吐き捨てるように語った。

 集会、結社、言論の「自由」。中国共産党政権下では憲法の定めた「権利」が空証文だからこそ、中国の知識人300人余りが劉氏らの起草した「08憲章」に賛同した。

 劉氏を拘束した治安当局も、憲法が空証文であることは百も承知のはずだ。だが、「王様は裸だ」と真実を語ることは、中国の政治体制では許されない。1989年の天安門事件に始まる劉氏の拘束、また拘束の繰り返しは、いつも「当たり前」の権利を訴えたためであった。

 1980年代の劉氏は、大学教員の傍ら、文芸評論の筆を振るっていた。数日後に弾圧される天… → 続きを見る


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