経済 / ECONOMY
大戸屋、対立抗争の創業家に功労金2億円を贈呈…創業家は「足りない」と主張
政界往来 公開日時:2017-08-15
3月期決算企業の株主総会が一通り終わったが、今年は例年以上にいろいろな出来事があった。そのなかでも特に、創業家と経営陣の対立が話題になった。
●出光興産
出光興産では、昭和シェル石油との合併に創業家が反対している。創業家側は出光昭介名誉会長をはじめ、一族・財団で出光興産の議決権の33.9%を握る。創業家代理人の鶴間洋平弁護士は6月5日、創業家側の総会対応方針を明らかにした。会社側が提示した12名の取締役候補のうち、5名の取締役の選任(社内取締役4名、社外取締役1名)に反対した。
6月29日に開いた株主総会では、月岡隆社長らを再任する人事案が可決された。月岡社長の賛成率は61.1%で、前年の賛成率52.3%より高まった。創業家は、出光の石油を売る特約店や販売店の経営者たちの賛同を得ることができなかった。創業家が反対した月岡社長ら5人の賛成率は61%超で、ほかの取締役の… → 続きを見る
続きは会員様のみお読みいただけます。