社会 / SOCIETY
《山口組分裂 続くにらみ合い(中)》「実弾1発1万円」分裂で高騰する拳銃と実弾の価格…抗争への備えか
政界往来2 公開日時:2016-05-15
「拳銃の値段が急激に上がっている」。
国内最大の指定暴力団山口組(神戸市、6代目組長、篠田建市=通称・司忍)が平成27年8月に分裂、離脱グループが結成した指定暴力団神戸山口組(兵庫県淡路市、組長・井上邦雄)との間で対立抗争事件が頻発し出したころ、闇ルートでの拳銃の密売価格について暴力団幹部が証言した。
抗争への備え、高騰する拳銃の価格
暴力団幹部の証言が続く。「昨年夏の分裂前は拳銃の取引価格は20万〜30万円だった。しかし、分裂以降は70万〜80万円が相場となっている。実弾は1発1万円だ」と水面下の取り引きについて説明する。別の暴力団幹部は「弾を多めに付けて3桁(100万円)で売れることもある」と明かす。
いずれも、対立抗争に備えて、「6代目(山口組)側も神戸(山口組)側も拳銃を集めている。分裂から急激に拳銃の需要が高まっているため、値段が上昇するのは当然の… → 続きを見る
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