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朝日新聞2012年3月15日朝刊トップ

テニス 4大大会(グランドスラム)

東宮職医師団見解文:皇太子妃

いわきプレステージカントリー倶楽部

島田紳助

 


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文化 / CULTURE

「維新銀行」〜第一部 夜明け前(80)     【北山 譲】

往来2  公開日時:2013-10-30

 

クーデター未遂事件(12)

 約束の日、上京した竹下は銀行協会の会合を終えて、午後3時少し過ぎ首都圏本部に谷本を訪ねて来た。秘書がお茶を運び退出するのを見計らって、谷本は、
「一昨日の話の続きになるけれど、笹川常務は植木頭取の病状は回復に向かっていると言っているが、どうも秘書室長の話を聞くと治療を受けているものの病状はあまり良くなっていないらしい。そのため後継を誰にするかを笹川常務と二人きりで話をしている様子だった」
 と言っていた。それから少し間をおいて、
「笹川常務は僕には『竹下君が頭取候補』と言っていたが、君にそれを匂わすような話はあったかね」
 と聞いた。竹下は、
「いいえ そんな話は何も聞いていません。大事な話ですから後継を決めるとなれば個別に呼んで話をする筈ですが、そのようなことは一切ありませんでした」
 と谷本の顔をじっと見つめながら話した。

 谷本は、
「そうだと思うよ。最初から君を頭取候補にしてはいなかったと思うよ。恐らく僕と竹下常務との関係を知っているから、竹下君を頭取候補の一人に仕立てた場合、僕がどのような反応を示すかを見るためジャブを出してきたのではと思っている。いずれにせよ、僕には後進に道を譲るためと言って退任を迫り、君には頭取候補であったが女性問題が浮上したので役員も辞めてもらうという筋書きだけは出来ているような気がする」
 と述べ、続けて、
「どうも植木頭取は病状が悪化してきているのを自覚して、目障りな我々を早く辞めさせたいと思っているに違いないと思う。そうすると昨年植木頭取交代の話し合いに加わった三人も、いずれ退任を迫られるかもしれんねぇ」
と真剣な顔で竹下を見た。

 竹下は、
「植木頭取になって18年近くなり、長すぎると思いますよ。私は10年で交代すべきではないかと思っています。もう植木頭取は引退すべ… → 続きを見る


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