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朝日新聞2012年3月15日朝刊トップ

テニス 4大大会(グランドスラム)

東宮職医師団見解文:皇太子妃

いわきプレステージカントリー倶楽部

島田紳助

 


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文化 / CULTURE

「維新銀行」〜第一部 夜明け前(75)     【北山 譲】    

往来2  公開日時:2013-10-15

 

<第六章 谷本次期頭取誕生の軌跡>

クーデター未遂事件(7)

 笹川常務は3月上旬、谷本首都圏本部長と面談するため上京した。首都圏本部長の応接室に二人きりになったのを見計らって、笹川が、
「実はご存じの通り、今まで病気一つしなかった植木頭取が前立腺肥大と診断されて、少しショックを受けておられるようです。今日お伺いしたのは、植木頭取は就任以来18年になり、頭取交代をそろそろ考えておいた方がよいとのお考えがあり、後継者に竹下常務を今のところ充てる予定にしているので、そのことで事前に谷本専務の了承を取っておくようにと言われて来たのですが」
 と谷本の顔色を窺いながら話を切り出した。
 続けて、
「そうなると谷本専務に勇退をお願いすることになるので、その辺についてもお話をしておくようにと言われています」
 とやや緊張した声でその趣旨を伝えた。
 谷本は笹川の話をじっと腕組みをしたまま聞いていた。暫く考えて、
「それは決定したことなのかね。まだ相談の段階なのかね」
 と言葉を選びながら笹川の顔に目をやった。
 笹川は、「谷本専務のご了解を頂ければその方向で動くことになりますが、まだ竹下常務にも話してはいません。この話は今のところ植木頭取と私と谷本専務の三人だけです。植木頭取からまず谷本筆頭専務にだけはお伝えしておいた方がよかろうとのことで参りました」
 と丁寧な言葉を使って答えた。
 谷本は、
「ところで植木頭取の病気は前立腺肥大と聞いているが、ある人の情報によると前立腺がんに間違いないと言っている。笹川常務、本当は前立腺がんでしょう」
 と問いかけてきた。
 笹川は一瞬ドキッとしたがすぐ冷静さを取り戻し穏やかな口調で、
「私は前立腺肥大としか聞いていません。それも快方に向かっていると聞いています」と返答するのが一杯であった。お互い冷たくなっ… → 続きを見る


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